はじめまして。あびこブルーベリーガーデン代表の堀です。
2007年に脱サラしてコンサルタントとして独立し、2009年に農業を職業として選んだ新規就農者です。
現在は、コンサルタントとして活動しながら、主に夏場はブルーベリー農家としてとして果樹経営を行っています。
《農業を職業として選んだ理由》
- 一生働き続けられる仕事である
- 農的環境に大きな社会的価値を感じた
- もちろん、空の下が好き
《ブルーベリーを選んだ理由》
- 果樹が好き=樹木に対して湧き上がる敬意と好奇心を持っている
- 観光果樹園として手軽に楽しめる
- 視力改善効果など健康に良い食品としても魅力がある
《就農経緯》
== 2007年に会社を辞め、一生できる仕事はなんだろうと考えをめぐらしていた時です。ふと、市の広報誌で、我孫子市岡発戸・都部谷津ミュージアムの会の「谷津学校」の募集が目に留まりました。ちょうど当時は、地球温暖化問題が大きくクローズアップされており、私自身も里山的循環社会などの環境問題に強い関心を持っていたので、渡りに船と申し込んで活動に参加しました。
== 谷津学校で活動をしてみて気が付いたんですね。地元我孫子にたくさんのグリーン空間が残っていることに。毎朝起きて通勤電車で都内の会社に行き、一日働いて深夜に帰宅する。休日は車でショッピングセンターや観光地に出かける。そんな日常の中では、地元我孫子の風や景色が目に留まることが全くなかったんです。
毎日寝起きしてはいるんだけれど、視界に入らずスルーしていた。
谷津学校をきっかけに、地元にがぜん興味が湧いてきたんです。休日は自転車で家族と市内を巡ったり、意識的に市民イベントをのぞいてみたり。
== そんな時、またまた市の広報で市民農園の募集の記事を見つけ、「いつやるの、今でしょう」とばかりに、早速応募して市民農園ライフをスタートしました。これが楽しかった。古利根沼の近くの市民農園でしたが、周りの先輩方との交流も心地よく、なにより、作物を育てることって、こんなにも楽しく、感動的で、クリエイティブで、エネルギーをもらえることなんだ、と。夢中になりました。
== そんな中で、「農業」という職業にも少しづつ関心を持ち始め、コンサルタントとしてマーケティングとか市場調査は得意中の得意なので、業界の勉強などもしていた、ちょうどそんな時、市の広報にまたまた目が留まりました。我孫子市が「新規就農者養成講座」を開催するとのこと。いの一番に申し込みをしました。職業としての農業への出会いの瞬間でした。
それからは、我孫子市や千葉県、そして、先輩農家さんからの多大なるご支援をいただいて、農業そのもの、そして、ブルーベリー栽培について本当にたくさんのことを日々学びながら取り組んできました。
== そして現在、おかげさまで順調にブルーベリーは生育し、2009年から4年目にしてようやく摘み取り園のオープンができる運びとなりました。農業ではよく言われることですが、作物は勝手に育つんですね。人間ができることはそれを手伝うことだけ。でも、その手伝いに農業の本質があるようです。生育の状態を観察し、観察し、観察する。そして、的確に手伝いをしていく。水が不足しないよう、養分が不足しないよう、強風で枝が折れないよう、などなど・・・。まだまだ半人前にもなりませんが、そんなことを想いながら、勉強と発見の毎日を過ごしています。
2012年からは湖北地区に第二圃場も造園中です。そちらのオープンも是非お楽しみに。